作成 AEDで子供を救おう

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AEDを使用した救命事例

事故年月 都道府県名 場所 救命区分 AEDの有無 バインスタンダーCPR AEDの使用者
救命状況
2005/04/xx 徳島県 高校 救命 無し 教職員によるCPR 救急隊 体育館で部活動中(バスケット)の生徒が突然倒れた。治療した医師らによると、胸への衝撃か何かで、生徒は心臓がけいれんする心室細動状態になったとみられる。体育館にいた部活指導の教員二人が協力して心肺蘇生を行った。まだ同校にAEDはなく、教諭は心臓マッサージや人工呼吸を繰り返し、到着した救急隊によるAED使用で生徒は息を吹き返した。 二人の生徒は、これまでに大きな病気になったことがなかった。二人は倒れてから三十五−五十日後に退院し、元気に学校生活に復帰している。
2005/11/xx 徳島県 高校 救命 学校設置のAED使用 教職員によるCPR 教職員 休み時間中に教室で同級生と会話していた生徒が、床に置いていた荷物を取ろうと姿勢をかがめたときに様子が急変した。駆けつけた養護教諭は、生徒が心肺停止状態になっていることを確認して蘇生法を施した。同時に、教頭がAEDが有効な状態と判断。体育教官室に置いてあったAEDが生徒のもとに届けられ、養護教諭がAEDの電極パッドを生徒に装着してスイッチを入れた。AED使用と同時に生徒から、うめき声が漏れた。通報で到着した救急隊員が心肺蘇生を続け、生徒は病院に搬送される途中で息を吹き返した。意識はなく予断を許さなかったが、治療の結果、生徒の命は救われた。
2005/10/20 熊本県 民間プール 救命 AED有り バイスタンダーCPR 職員によるAED使用 熊本市長嶺にある『ながみねファミリーYMCA』。で10月20日午前10時45分頃起きた。67歳の女性が屋内プールでのレッスン中、突然意識を失った。周りにいたインストラクターなどが急いでプールから引き上げ容態を確認したところ女性は心肺停止状態。心肺停止から何も蘇生法を施さない場合4分で生命が危険な状態に陥ると言われている。こうした中職員の連携プレーとこのAEDが女性の命を救った。
2005/10/30 相模原市 総合体育館 救命 AED有り バイスタンダーCPR 一般市民 女性は十月三十日、相模原市総合体育館であったダンススポーツ競技大会に出場。午前十一時二十五分ごろ、予選のダンスを終えたところで突然倒れ、心肺停止状態となった。八人は協力して女性に人工呼吸を施した後、体育館に配備されたAEDで電気ショックを与え、心肺機能を回復させた。女性は現在、歩行可能な状態まで回復しているという。表彰式で矢島博消防長は「ためらわずにAEDを使っていただいたのが人命救助につながりました」と謝意を示した。
2006/3/16 東京都 大江戸線駅 救命 AED有り バイスタンダーCPR 職員によるAED使用 駅で尊い命が救われた。東京都新宿区の都営大江戸線の都庁前駅内で十六日、自動体外式除細動器(AED)を使った駅員の迅速な手当てで、心肺停止だった都内の男性(65)が一命を取り留めた。AEDは心臓に電気ショックを与え、心機能を回復させる機器だが、対応が遅れると救命率が下がる。一般人のAEDによる救命は都内では初めてといい、時間との勝負に、駅員たちは「訓練の成果が出た」と話している。 男性が駅のエレベーター付近で倒れたのは十六日午後一時二十五分ごろ。都交通局都庁前駅務管理所の堀口定和副所長(57)ら駅員四人は男性に心臓マッサージを繰り返しながら、一月に駅に設置したばかりのAEDを使うことを決断した。
2006/3/29 名張市美旗中村 葬儀参列中 救命 無し バイスタンダーCPR
現場に医師の存在
救急隊 森島さんは今年3月29日、名張市内での葬儀に参列中、意識を失って突然倒れ、心停止状態となった。しかし、会葬者の中にいた医師から即座に心臓マッサージを受けたうえ、駆け付けた救急隊員からAEDを使った電気ショックで心拍が回復。市立病院に搬送された後、意識不明の状態が26時間続いたが、初期の処置が良かったこともあって全快し、復帰できたという。
2006/4/16 北海道札幌市 屋内競技場 救命 AED有り バイスタンダーCPR 職員によるAED使用 16日午後零時15分頃、札幌市西区宮の沢屋内競技場で、後志管内倶知安町の五十歳代男性が、ソフトテニスの試合中に突然倒れ、心配停止状態に成った。同競技場職員菅野陽一郎さん(27)が119番通報する一方、施設に有るAEDを使って2回電気ショックを与えたところ、心肺が再開したという。男性はその後救急車で運ばれ市内の病院に入院。病状は安定しているという。
2006/6/8 長野県松本市 登山 救命 無し バイスタンダーCPR   信州大医学部付属病院(長野県松本市)は8日、今年4月に長野県の北アルプスで遭難し、3時間近く心肺が停止した埼玉県鴻巣市の男性(29)が回復し、今週中にも退院すると発表した。同病院の岡元和文救命救急センター長は「心肺停止から回復した例としては国内で最長ではないか。同じような患者の命を守ることが出来るという貴重な例になった」と話している
2006/7/1 神奈川県横浜市 家庭 救命 AED有り 無し 救急隊 今月一日午前八時すぎ、横浜市緑区霧が丘五の会社員男性(50)がトイレで意識を失い、家族が一一九番。市消防本部は直近の旭消防署若葉台出張所に連絡したが、救急隊が別件で出動中だったため、消防隊に出動を指令。同時に、同出張所の次に現場に近い都岡出張所の救急隊にも出動を指令した。 現場には一一九番から六分後に、若葉台消防隊が到着。心肺停止状態だった男性に、AEDを使用し蘇生させた。その四分後に都岡救急隊が到着した時には呼吸、脈拍などが回復していて、その後、後遺症も残らない様子だという。
2006/7/xx 宮城県柴田郡 自宅 救命 無し 家族によるCPR 救急隊 昨年7月下旬の夜、夫(32)が重度のめまいを訴え突如、茶の間のテーブルに突っ伏した。共働きの妻(30)は、夫の顔が土色に変わるのを見て、気道を確保して人工呼吸を開始。幸い、救急車を待つ間に心拍、呼吸ともに回復し、事なきを得た。 妻は2005年10月、仙南地域広域行政事務組合消防本部の救命講習会を受講し、自動体外式除細動器(AED)の扱い方を含めたCPRを一通り覚えた。それでも「パニックになり、鼻をふさがないで人工呼吸をしてしまった。人形でやってみたのとは大違いだった」と振り返る。 夫は入院し、「突発性心室細動」と診断されたが、8月上旬に退院した
2006/7/9 埼玉県草加市 記念体育館 救命 AED有り バイスタンダーCPR 一般市民 7月9日、記念体育館で運動競技中に倒れ、心肺停止状態になった25歳の男性を心肺蘇生法やAEDで処置。男性は数分後に心拍を再開し、その後病院に搬送。現在は無事に退院しています
2006/8/xx 山口県山口市 運動中 救命 AED有り バイスタンダーCPR 一般市民 運動中に倒れて心肺停止状態となった山口市の女性(25)に、自動体外式除細動器(AED)を使って応急手当てし、人命救助を行った山口市教育委員会阿知須教育支所生涯学習課の小野村真治さん(45)と柳井哲夫さん(29)に十一日、宇部市消防本部(矢野洋司消防長)から消防協力者表彰が贈られた。民間人によるAEDを用いた救命事例は、県内で初めて
2006/9/7 坂出市 市立林田小運動場 救命 有り 無し   今年5月、坂出市の市立林田小運動場で突然倒れた保護者の女性(39)に、人工呼吸などを施して人命救助にあたった同小教諭ら3人に7日、市から表彰状が贈られた。女性は3人の機敏で適切な救命処置のおかげで、後遺症もなく回復、社会復帰している。表彰を受けたのは、同小養護教諭の河西文子さん(32)▽同小教諭の白川永子さん(28)▽同小児童の保護者、西田文美子さん(35)。3人は5月9日、運動会の練習後に倒れた女性に対し、直後から人工呼吸や心臓マッサージをした。女性は意識不明だったが、約7分後に駆けつけた救急救命士がAED(自動体外式除細動器)を使いながら救急搬送。女性は約1カ月入院したが、今は元気に日常生活を送っている。同市消防本部によると、通常、心肺機能停止状態が4分以上続くとAEDが使用できず、たとえ一命を取り留めても重い後遺症が残り、社会復帰は難しい。3人が講習などで覚えていた心肺蘇生法を実践したことが、女性の奇跡的な回復につながった。 3人は「とにかく助けなければという思いだった。退院後、元気な姿を見て、本当にうれしかった」と当時の心境を話した。
2006/9/9 瀬戸市 自宅 救命 無し バイスタンダーCPR 救急隊によるAED使用 平成18年9月9日(土)午後11時40分ごろ、市内西谷町72番地の11にお住まいの平岩麗子さん(当時58歳:写真中央)が、自宅で急に意識を失い、心肺停止状態になりました。普段はご?人と2人住まいですが、たまたまこの日は「せともの祭」で娘夫婦が帰省していました。麗子さんの異変に気づいたご?人は、急いで娘夫婦に知らせ、駆け付けた義理の息子(喜多村 努さん、33歳:写真左)が状態を確認し、意識がないため妻に119番通報をさせると同時にCPR(人工呼吸と心臓マッサージ)を開始しました。通報から約7分後、救急隊が到着し、喜多村さんから応急手当を引き継ぐと同時に傷病者の状態を観察すると、依然として心肺停止の状態は変わりません。CPRを継続しながら除細動(電気ショック)を3回実施、気道確保用LM(気管の手前まで挿入するチューブ)を挿入し、公立陶生病院へ搬送されました。病院到着後も容体に変化は見られませんが、人工心肺を接続後、呼吸、脈拍が再開し、手足を動かせるようになり、3日後には意識も回復しました。このような救命の連鎖(通報から医療処置まで絶え間なく続くこと)が成功した結果、平岩麗子さんは現在、ほとんど障害も残らず、退院することが可能になりました。
2006/9/10 東京都 三田線千石駅 救命 駅設置のAED使用 駅職員によるCPR 職員によるAED使用 都交通局によると、女性は70歳ぐらい。10日午前10時半ごろ、千石駅改札口付近で倒れた。意識がなく心肺停止状態で、同駅の片山敏博助役(52)らがAEDを使用し、心臓に電気ショックを1回与えた。心臓マッサージと人工呼吸も行い脈拍、呼吸が回復。到着した救急隊により近くの病院に搬送された。
2006/9/24 埼玉県さいたま市 総合グランド 救命 有り バイスタンダーCPR 現場にいた医師によるAED使用 男性は二十四日午後三時十分ごろ、同市桜区の荒川総合運動公園グラウンドで、サッカーの試合中、前半開始直後に突然倒れた。応援に来ていた婚約者の呼び掛けにも反応がなく、チームメートの慶応義塾大学病院放射線科の山田祥岳医師(29)が診たところ、心肺停止で意識不明の状態。すぐに人工呼吸と心臓マッサージを始めたが、みるみるうちに体は青ざめ、瞳孔も開き、同医師は「もう駄目だと思った」と振り返る。 「近くにAEDはないか」。山田医師の問い掛けに、仲間が五百メートルほど離れた公園事務所に走ると、そこには四日前に設置されたばかりのAEDが。男性の体に装着するとすぐさま自動で電気ショックが与えられ、呼吸と脈拍が戻ったという。救急車は通報から約五分後の午後三時十八分に到着したが、この間の適切な処置が男性の人生を大きく左右した。 男性はその日のうちに意識を回復。現在も集中治療室で治療を受けているが、脳などへの後遺症も心配はなく、通常通りの食事や会話、自力歩行も可能という。「心室細動には電気ショックが必要だが時間の勝負。搬送後では間に合わないケースも多い。まさかAEDがあるとは思わなかったので驚いたが、彼には幸運だった」と山田医師。
2006/9/24 新潟県新潟市 公園 救命 無し バイスタンダーCPR 救急隊によるAED使用 平成18年9月24日午前10時頃、南出来島2丁目山の前公園に子供連れで来ていた近所の?婦杉本園子さんは、公園内で清掃をしていた人が倒れるのを目撃、声を掛けても反応がないため、119番に通報。その様子をたまたま付近で見ていた会社員堀幸子さんが直ちに駆けつけて来ました。 二人は、消防局指令課員の電話による指示を受けながら、倒れた人を観察し、救急車が到着するまでの約8分間、二人で協力しながら、交替で懸命に心肺蘇生を実施しました。救急車が到着し、心電計(除細動器)で心室細動を確認したため、直ちに電気ショックを実施したところ、心拍・自発呼吸、共に再開しました。そして、倒れた人はこの献身的なお二人の救命活動の結果、病院入院後平成18年10月下旬には無事に社会復帰を果たしました。
2006/10/11 京都府 JR車内 救命 無し バイスタンダーCPR
現場に看護師の存在
未使用 京都駅を過ぎてしばらくしたころ、車内に急病人が出たため、医療関係者に協力を求めるアナウンスが流れた。2人が駆け付けると、座席で意識がもうろうとする男性。呼吸や脈も確認できない状態だった。 2人は傍らにいた男性の妻に既往歴などを確認後、男性をデッキまで運び、気道確保や心臓マッサージなどの処置を行った。そのかいあって、緊急停車した志賀駅(大津市)で救急隊に引き継ぐ際には脈や呼吸が戻り、意識も無事回復した。
2006/10/15 愛知県豊田市 挙母まつり 救命 民間施設のAEDが近くにあり バイスタンダーCPR
現場に看護師の存在
現場にいた看護師によるAED使用 15日午後5時15分ごろ、名鉄豊田市駅前(喜多町2)に差し掛かった山車の腕木を持っていた市内の会社員男性(46)が突然、倒れた。すぐ山車を止めて、氏子や祭りを見ていた人たちが様子を見たが、すでに呼吸は止まっていた。 たまたま祭りを見ていた人の中に、尾張旭市の女性看護師(63)がいた。看護師はすぐに心臓マッサージや人工呼吸を始め、男性は一度は息を吹き返したが、再び呼吸が止まった。看護師は「どこかにAEDはないの」と声を上げたところ、周りの人が約50メートル西のパチンコ店「ZENT駅前店」に備えてあることを教えた。 周りの人たちはすぐに店に飛び込んでAEDを借り、現場に戻って男性の体に装着、動かそうとしたところに救急隊が到着した。救急隊員はAEDを使い、そのまま病院に運んだ。病院に着いたのは男性が倒れてから15分後。それから15分を過ぎて男性は意識を取り戻した。その後、順調に回復しているという。

心臓震盪から子供を救う会 http://narumi-ecl.co.jp/shinzou-shintou/
埼玉医科大学総合医療センター救急科准教授及び救急科科長輿水健治 http://narumi-ecl.co.jp/shinzou-shintou/050618koshimizu.html
AEDで子供を救おう AEDを使用した救命事例と死亡事故例集