先日、さくらの地元ではじめてAEDの説明会、および講習会が行われました
たくさんの方が参加していて、講師の先生の話しやその後のCPRの講習会があり
さくらの願っていたことが少しづつ広まっているようで
とても、うれしく思いました
そのときの模様などを少しでも伝えたいと思いました
「救急救命におけるAED(自動体外式除細動器)の有効性」に関する説明会
一般市民によるAEDを用いた除細動について
早期除細動は何故必要か
心肺蘇生法は一次救命処置(BLS)と二次救命処置(ACLS)とに分かれますが
一般市民が行う一次救命処置には除細動は含まれていませんでした
しかし、2000年にアメリカで心肺蘇生法に関するガイドライン2000を発表し
一般市民がAEDをおこなうことで心停止傷病者の救命にもっとも有効であるであるとし、それを推奨
それを受けてわが国でも、救急の現場にいる一般市民が心停止傷病者発生現場でAEDを
用いて早期の除細動を行うことが大切です
1 救命の連鎖
迅速な通報 迅速な心配蘇生 迅速な除細動 二次救命処置
「救命の連鎖」は4つの輪もしくは行動でなりたっています
2 一般市民によるAEDを用いた除細動と心肺蘇生法について
救急の現場にいる一般市民は、適切な心肺蘇生法を実施るすことがたいせつです
AEDを用いた除細動器が適切でない 成功しないからといって何もしないで救急隊の到着を待っていたり
その場を立ち去ることは適切ではありません 適切な心肺蘇生法が行えるように講習をうけ
習得しておくことが望まれます
3 AEDの管理
AEDを設置した場合 必要な時に一般市民が活用できるように AEDを設置している建物の
入り口付近にマークを表示したり 標識によって設置場所を明記されています
4 救急隊との連絡
一般市民が電話を通して協力要請があった場合は 指示に従いAEDがあればAEDを
使用できることが大切である
救急隊にたいして AEDがどのように用いられたがも含めて傷病者の状況を
正確につたえることも救命率の向上に有効です
5 救命率の向上のために
AEDによる除細動の成功率を可能な限り向上させるという強い意思を
関係者全員がしっかりもたなけなりません
・その地域での「救命の連鎖」が維持されるよう強化を図ること
・一般市民に対して 継続して教育 訓練をすること
・AEDを使用する際には 積極的に 迅速に対応し 最後まで心肺蘇生法を遂行すること
・AEDの設置場所に応じて 実際の場面を想定した入念な教育
訓練とAED使用後の効果の検証を繰り返すこと
・一般市民が救急の現場に遭遇した際の心理的ストレスに対する支援を綿密におこなうこと
・通報した一般市民が119通報受付指令員の指示に従うこと
6 市民が市民を救うために
AEDは簡単な説明と訓練で使うことの出来る機械ですが 心肺蘇生法全体の正しい理解が必要です
AEDを用いた除細動はあくまでも心肺蘇生法の一部であり AEDだけを切り離すことはできません
「感染対策」
心肺蘇生法は 傷病者の生命を救うために不可欠な手当てです それゆえ 心肺蘇生法を行うことをためらってはいけません
しかし 心肺蘇生法を行うことによって 救助者に不利益が生じてはなりません
現在 心肺蘇生法を行うにあたって 注意しなければならないことに
肝炎ウイルス HIV/AIDS(ヒト免疫不全ウイルス/エイズ)ウイルスに感染する問題があります
しかし 傷病者がこうした感染症ウイルスを有していたり 感染を呈していることは判断できません
感染を防止する方法はウイルスと接触しないことです
これらのウイルスは血液に含まれた状態で感染しますので 血液に触れないことがたいせつです
心肺蘇生法を行うにあたっては ビニール手袋の使用 呼気吹き込み人工呼吸(口対口人工呼吸)には
一方向弁付き呼気吹き込み用具のしようが推奨されます(救命グッズ 参照)
AEDを使う場合 一般的に感染対策をかんがえることはありませんが
電極パットを貼る部位に出血 熱傷 皮膚感染症などがある場合には必要です